nboxのバッテリー上がり回復方法|原因・予防法もお教えします

ホンダのnboxは、2011年の発売以来非常に高い人気を博している軽自動車として知られており、今でも多くのユーザーに愛されています。しかし、そんな人気なnboxでも、乗っていていきなりバッテリーが上がってしまうことがあります。

そこでこの記事では、nboxのバッテリー上がりの対処法をご紹介いたします。また、バッテリーの交換、バッテリー上がりの原因や予防法についても触れていくので、よろしければ参考にしてみてください。

nboxのバッテリー上がり復活方法を解説

nboxがバッテリー上がりを起こしてしまった際は、いくつかの対処法があります。それぞれの内容や注意点について知っていきましょう。

まずはオルタネーターが故障していないか確認しよう!

まずはオルタネーターが故障していないか確認しよう!

バッテリーが上がってしまった際は、復旧を試みる前にまずは「オルタネーター」というパーツが故障していないかを確認しておくのをおすすめします。オルタネーターとは、車のバッテリーに電力を供給する発電機の役割をもつ部品です。

オルタネーターはエンジンに連動して作動するもので、エンジンの動力が内部のローターに伝わって回転することで電気がつくられます。この電気がレクチファイアというものによってバッテリーに供給できる状態に変えられ、電力として蓄えられているのです。

このオルタネーターが故障している場合は、いくら電力を補ったりバッテリーを交換したりしても問題を解決することはできません。そのため、バッテリー上がりの際は、まずオルタネーターを確認する必要があるのです。オルタネーターを交換することになった場合は、5万円~10万円ほどの費用がかかるでしょう。

【対処法1】救援車を呼ぶ

車のバッテリーが上がった際は、ほかの車から電力をわけてもらうことでエンジンを始動させることができます。この方法を「ジャンピングスタート」といいます。電力をもらうために車同士のバッテリーをつなぐには、ブースターケーブルというものが必要になります。

ブースターケーブルにはプラスの電力を通す赤いケーブルと、マイナスの電力を通す黒いケーブルがあります。接続の際は、まず自車のバッテリーのプラス端子から救援車のバッテリーのプラス端子へ順に赤のケーブルをつなぎます。

次に黒のケーブルを救援車のマイナス端子、自車のエンジンの金属部分もしくはバッテリーのマイナス端子の順につないでください。接続して救援車のエンジンをかけたら、自車のエンジンをかけてみましょう。これでエンジンが始動すればジャンピングスタート成功です。

プラスとマイナスの接続を間違えたりしなければ大きな危険はありませんが、接続の仕方に不安がある場合はロードサービスや業者を呼ぶのがよいでしょう。

また、ハイブリッド車を使ってジャンピングスタートをすると、思わぬトラブルが起こることもあります。ハイブリッド車にはnboxなどの通常の車とは違い、車全体の電力をまかなう駆動用のバッテリーと、システムを起動させるための補器用バッテリーが搭載されています。

このふたつのバッテリーは通常の車のバッテリーとはまったく異なる構造になっており、扱う電力も異なります。とくにエンジン内に搭載されている補器用バッテリーは、基本的に通常の車よりも低い電流しか扱えないようになっています。

ここにつないでジャンピングスタートをしてしまうと、ハイブリッド車のバッテリーが救援した車の大きな電流に耐え切れず、爆発してしまう危険があります。そのため、nboxの救援車としてハイブリッド車を使用するのは絶対にやめておきましょう。

【対処法2】ジャンプスターターを使う

ジャンピングスタートをする場合は救援車が必要ですが、まわりに助けてくれるドライバーがいないこともあるでしょう。

そんなときに使えるのが、ジャンプスターターという機械です。これはスマートフォンなどに使うモバイルバッテリーのようなもので、いざというときにバッテリーへの給電をおこなうことができるようになっています。

ジャンプスターターにはジャンプケーブルという二又のケーブルが付属しており、このケーブルを用いてバッテリーの端子、ジャンプスターターの順に接続します。救援車から電気をもらうときと同じようにプラスは赤、マイナスは黒のケーブルというようにわかれているので、間違いのないように接続してください。

バッテリー側の接続が安定したらジャンプスターターにも接続して、しばらくすると給電が始まります。ジャンプスターターが通電したらエンジンをかけますが、一度でエンジンが始動しない場合もあります。このときは連続ではかけずに、しばらく待ってから再度エンジンをかけるようにしてください。

エンジンが始動したら速やかに、接続したときとは逆の順でジャンプケーブルを抜き取ります。また、ジャンプスターターを冷却するために、ジャンピングスタートをしたあと2分以上はスターターへの充電をしないようにしましょう。

ジャンプスターターの充電は、車内のUSB充電器などからおこなえます。また、普段はスマートフォンなどの電子機器への充電にも使える機種が多いため、車内にひとつ常備しておくとよいかもしれません。

【対処法3】ロードサービスを呼ぶ

車に関わる保険はさまざまですが、その多くにロードサービスがついています。このロードサービスを利用すれば、保険会社から派遣するスタッフが応急の復旧作業をおこなってくれます。

バッテリー上がりの対処のみであれば無料という保険も多いほか、ロードサービスのみの利用であれば保険金が発生することはないため、保険料が上がることもないでしょう。ただし、バッテリーの交換が必要な場合、バッテリー代だけは払う必要があります。

【対処法4】プロの業者に依頼する

自分で復旧作業をするのに不安がある場合はロードサービスを呼ぶのも手ですが、保険のロードサービスで対応してくれるのは契約している車両のみの場合があります。そういった状況のなか、もし他人や会社のnboxを使っていた場合は、別の手段を考える必要があります。

また、前述のオルタネーターなど、バッテリー以外に不具合がある可能性を考えると、はじめから車に詳しいプロの業者に対応してもらったほうがよいかもしれません。弊社のコールセンターにお電話いただければ、お客様の近くの業者をすぐに派遣することができます。お困りの際には、ぜひ一度お電話ください。

バッテリー上がりの原因と交換時期

nboxに限らず、車のバッテリーは定期的に交換が必要な消耗品です。しかし、ときにはまだ交換時期ではないはずなのに、バッテリーが上がってしまうということもあります。また、バッテリーが上がる前にはnboxならではの現象が起こることもあるかもしれません。

バッテリーが上がる原因

バッテリーが上がる原因

バッテリー上がりの原因として多いのは、ランプ類やエアコン、オーディオなどの電装品の切り忘れといわれています。走行中の車は、エンジンが動いている際にオルタネーターが作り出している電気を充電しています。この電気を利用して、車はライトを点灯したり、エンジンを始動させる電力を供給しています。

しかし、エンジンが動いていない間に切り忘れのライトなどによって電気を消費してしまった場合、車にはもうエンジンを始動させるだけの電力は残っていません。これによって、バッテリー上がりといわれる現象が起こってしまうのです。

また、なにも電気を使っていないつもりでも、車は時計装置やコンピューターなどの装置を維持するため、常に微量の電気を消費しています。そのため、しばらく車に乗らなかった場合にも同じ理由でバッテリー上がりが起こることがあります。

さらに、地域によっては寒さにも注意しなければなりません。バッテリーの中で発電に作用している希硫酸という液体は、温度が下がると本来の性能が発揮できなくなります。そのため、バッテリー上がりを防ぐためには、こまめに車の雪かきをすることも重要なポイントといえるでしょう。

アイドリングストップが効かないのはバッテリーの影響かも?

nboxの大きな特徴は、アイドリングストップ車ということです。信号待ちなどで自動的にエンジンが止まって動き出すときにまたエンジンが始動する、低燃費かつ環境にやさしい機能ですが、これにはひとつの欠点があります。

車が電力を多く使うのは、エンジンを始動させるときです。短い間に何度もエンジンを始動するアイドリングストップ車のバッテリーの負担は、通常の車の比ではありません。

この欠点を克服するため、nboxには通常よりも高機能なバッテリーが積まれています。また、nboxはバッテリーが弱ってくるとアイドリングストップをやめて負担を減らす機能がついています。

つまり逆にいえば、アイドリングストップが効かなくなったときはバッテリーの点検時期のサインかもしれないということです。アイドリングストップが効かなくなったら、まずバッテリーの状態を確認してみるとよいかもしれません。

バッテリーが上がりそうになったら……

nboxのバッテリー上がりが起きそうだと感じたら、一度ECONをオフにして走ってみましょう。運転席にあるECONボタンを押すとECONが解除され、アイドリングストップを一切おこなわなくなります。

この状態で郊外などを30分以上走行することで、バッテリーを充電することができます。これで問題を解決できることもありますが、できればそのあとにカーショップにいき、バッテリーをチェックしてもらうのがおすすめです。もしその状態でバッテリーの交換が必要であれば、すぐに交換してしまいましょう。

バッテリーの寿命と交換時の注意点

バッテリーは気を付けて使っていても、内部の希硫酸の劣化などによって寿命がやってきます。バッテリーの寿命は5年、10年ともつ場合もあるものの、平均的には2~3年といわれています。

nboxなどのアイドリングストップ車はバッテリーの負担が大きいことから、寿命が短くなるといわれることもあります。しかし、nboxには高機能な専用バッテリーや充電制御機能などのバッテリーを守る仕組みが充実しているため、結果的には通常と変わらない程度の寿命といえるでしょう。

バッテリーを交換する際には、nboxの年式やグレードを確認して、それに対応した専用バッテリーを用意する必要があります。標準装備のnboxであれば、「M42R」型のバッテリーが対応しており、寒冷地用の場合も同じ型式のバッテリーを使う場合が多いです。

また、交換にともなってバッテリーを外すことで、ECU(エンジンコンピューター)の情報がリセットされ、アイドリングストップの指示が出せなくなることがあります。

これに関しては普通に走る分には問題ないほか、しばらく走っていれば再び学習機能が働き、アイドリングストップをおこなえるようになることがほとんどです。ただし、しばらくたっても元の状態に戻らない場合は、カーショップなどで点検してもらいましょう。

バッテリーの寿命が過ぎてしまったら?

バッテリーの寿命が過ぎてバッテリー上がりが起きてしまった場合、放っておいてもなにもよいことはありません。車のバッテリーは自然放電しているため、放置しているとリモコンキーを動かす電力もなくなり、車内に入れなくなることもあるのです。

また、nboxのように充電量をコントロールする制御機能がついている場合、前触れなくバッテリー上がりを起こしてしまうことも考えられます。動いているからと安心せず、製造や購入から年数がたっている場合は一度きちんと点検をしてもらうべきです。

弊社では、定期的なバッテリー点検の相談も承っております。お近くの信頼できる業者をご紹介いたしますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。24時間対応のフリーダイヤルにてお待ちしております。

バッテリー上がりを予防するコツ

車に乗っているうえで避けたいのは、道中での突然のバッテリー上がりですよね。いざというときに困らないよう、普段からバッテリーに負担をかけずに、バッテリー上がりを予防するのが大切です。バッテリー上がりを予防するためには、4つのコツがあります。

1.バッテリーの電圧を定期的に測る

1.バッテリーの電圧を定期的に測る

バッテリーの寿命は平均2~3年とはいっても、実際にどれだけもつかは、ドライバー個々人の乗り方によるところが大きいものです。そこで、バッテリーの電圧を定期的に測ることで、寿命を判断することができます。

電圧を測定する際には、テスターという機械を使います。こちらを通販などで購入するか、ほとんどのガソリンスタンドでは無料で電圧測定を承っているため、給油のついでに頼んでみるのもよいでしょう。

正常時のバッテリーは、エンジン停止時に12.5V前後の電圧を発しています。この数値が12V以下になると交換が必要になります。ただし、この電圧は季節によっても変動することがあります。毎月一度測定して季節ごとの変化を把握しておくと、より正確な判断ができるでしょう。

2.週に1度は車を走らせることも大切

放置していることによるバッテリー上がりを防ぐためには、週に1回は車を走らせる必要があります。車が走ればその分バッテリーへの給電もおこなうことができるため、放置によるバッテリー上がりを防ぐことができます。

車を使って出かける予定を立てるのもよいですし、ちょっとした買い物に利用するのもよいでしょう。また、時間に余裕がないようであれば、家族に乗ってもらうのもよいかもしれませんね。

3.車を降りるときはランプ類を消したか確認!

バッテリーが上がってしまうケースとして多いのが、ヘッドライトなどのランプ類の消し忘れです。しかし、nboxのなかにはライトのオートオフ機能がついているモデルもあるため、そういった場合はほかのタイプの車に比べると消し忘れは少ないかもしれません。

しかし、オートオフ機能がついていなかったり、機能をオフにしたりする場合もあるでしょう。この機能の有無にかかわらず、ランプ類の確認は怠らないようにしてみてください。

4.長期間乗らない場合はバッテリーのマイナス端子を外しておく

出張やケガなどで長い間車に乗ることがない場合は、バッテリーの電力消費をなくすためにバッテリーのマイナス端子を外しておきましょう。こうすることで、1ヶ月以上バッテリーを放置していたとしても、次乗るときには問題なくバッテリーから電気が供給されます。

バッテリーを見ると、「-」のマークがついたところに接続されているケーブルがあるはずです。ケーブルを端子から外す際は、10mmのスパナを使ってケーブルを固定しているナットを緩め、上にケーブルを引っ張ることで外れます。

外れたケーブルは、端子と接触するとショートしてしまいます。これを防ぐため、ケーブルを外したあとは、絶縁性のビニールテープをマイナス端子とケーブルの金属の露出部に巻き付けておきましょう。

ただし、この処置をおこなったとしても、バッテリー内の電気は自然に放電されていきます。つまり、これはあくまでも延命措置でしかないことは覚えておきましょう。

長くバッテリーが使えるように普段から気を付けていても、突然バッテリーが上がってしまうこともあります。バッテリーが上がってしまったときには慌ててしまうかもしれませんが、まずは落ち着いて対処をしてください。

もしバッテリーの復旧でプロの手を借りたい場合は、ぜひ弊社にご連絡ください。お近くの業者がすぐに現場へとうかがい、問題を解決いたします。

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