バッテリー上がり対処で逆接続するとどうなるのか|危険性と対処法

「出掛けようと車に乗ったら、バッテリーが上がっていて動かない!」そんなときに対処する方法として、ブースターケーブルを使用してほかの車から電気を供給してもらい、ジャンプスタートをおこなうことがあるでしょう。しかし、使い方を間違えると車にダメージを与えてしまうだけでなく、事故を引き起こすおそれもあるのです。

このコラムでは、バッテリー上がりで逆にケーブルを接続してしまったときの対処法や、ケーブルの逆接続で引き起こる被害、正しい接続方法などをご紹介します。

ブースターケーブルの逆接続で起きる被害

バッテリー上がりは、ルームライトやヘッドライトの消し忘れなどによって起こることがあります。急いでいるのにバッテリーが上がって車が使えないときなど、あせってしまいますよね。

しかし、うっかりブースターケーブルを逆接続してしまえば、さまざまな危険や車へのダメージを与えてしまいます。最初に、逆接続によって起きる症状と対処法をご紹介していきます。

バッテリー上がりで逆接続!間違えるとどうなる?

バッテリー上がりで逆接続!間違えるとどうなる?

バッテリー上がりが起きたときに、ブースターケーブルをつないで家族や知り合いの車からバッテリーを分けてもらうこともあるでしょう。このときにバッテリーの端子とケーブルを逆に接続してしまうと、車にはダメージを与えてしまいます。

例えばヒューズが切れてしまったり、発電するための部品であるオルタネーターや電子制御ユニットがショートしてしまうこともあるのです。

そうなると、部品の交換も必要となり、ブースターケーブルでバッテリー上がりを解決することは不可能となってしまいます。最悪の場合、自分の車と救援車が爆発してしまうこともあるでしょう。

ブースターケーブルを逆接続してしまったときの対処法

ブースターケーブルを逆接続してしまったら、まずバッテリーを外して、ヒューズを確認しましょう。ヒューズが切れていたら、新しいものに交換します。ヒューズは車のメーカーに連絡して取り寄せてください。

ヒューズに問題がなくても車が正常に動かない場合は、ほかの部分に異常が発生しているかもしれません。もし正常でない状態で乗り続けてしまうと、急に路上で車が止まってしまったり、事故をおこしてしまったりするおそれもあります。

対処しても正常に戻らないときは、ディーラーなどに連絡して異常がないかの確認や整備をしてもらいましょう。

バッテリー上がり対処で逆接続しないために

ブースターケーブルを逆接続しないために、確認しておくべき注意点がいくつかあります。ここからは、バッテリー交換をするときの注意点や方法をご紹介します。つなぎ方を再確認して、逆接続を回避しましょう。

バッテリー交換の際は型番に要注意

バッテリー交換の際は型番に要注意

バッテリー交換をする前に、バッテリーの型番を確認しておきましょう。型番の最後に記載されているアルファベットは、「L」か「R」になっています。これによってバッテリーの端子の配置が異なるため、交換するバッテリーは型番の最後のアルファベットがおなじものを選ぶ必要があるのです。

車を使用した直後におこなう場合には、30分以上は車を休ませてください。バッテリーからガスがなくなるまで待ちます。バッテリー交換の手順としてはまず、ACC電源を切って、車のカギを外してください。次に、バッテリーの「-端子」を取り外します。

今度は「+端子」を取り外してから、ほかの金具を外していきます。新しいバッテリーに交換したら、今度は「+端子」を取り付けてから、次に「-端子」をつなぎましょう。重要なのは、外すときには「-端子」から、つなぐときには「+端子」から取り付けるということです。

ケーブルのつなぎ方を再確認

ここで、あらためてブースターケーブルのつなぎ方を細かく確認していきましょう。最初に、自分の車と救援車のバッテリーの位置が近づくように車を停車させます。停車をさせたら、両方の車のエンジンを切ってください。

まずは赤色のケーブルを「バッテリーの上がった車の+端子」につないで、次に「救援車の+端子」につなぎます。今度は、黒色のケーブルを「救援車の-端子」につないでから「バッテリーの上がった車のエンジンにある金属の部分」につないでください。

最後にエンジンの金属の部分にある-端子ではなく、バッテリーにつないでしまうと、接続時に火花が出てバッテリーに引火するおそれがあります。引火すると爆発する危険性もあるため、ケーブルの接続は順番とつなぐ場所を間違えないように、必ず確認しながらおこないましょう。

また、バッテリー上がりを対処する「ジャンプスターター」という道具もあります。ジャンプスターターが車に積んであれば、いざというときに救援車がいなくても、自分で対処することができるのです。ジャンプスターターでもブースターケーブルと同様に、「+端子」同士、「-端子」同士を接続します。

逆接続保護機能のついているジャンプスターターを使用

持っていると、いざというときに備えられるジャンプスターターですが、逆接続を防ぐことができる、非常に便利な「逆接続保護機能」がついているものもあるのです。バッテリーの逆接続で怖い思いをした方など、逆接続に不安がある方はこの機能付きジャンプスターターを持っておくと安心です。

不安ならジャンプスタートをプロの手に任せる

「いくら便利なアイテムがあっても、やっぱり自分で作業するのは怖いし不安だ」という方もいるでしょう。JAFに加入している場合や、加入している自動車保険にロードサービスがついていれば、そこへ連絡して自動車の知識を持つプロに助けに来てもらうことができるのです。

どちらにも加入していない方は、バッテリー上がりに対処してくれる専門業者に依頼することをおすすめします。専門業者は、迅速な対応と料金の安さが魅力です。「カーバッテリー110番」では、年中無休でお電話を受け付けています。日本全国、お困りの方のもとへ駆けつけますので、ぜひご相談ください。

ご注意!!バッテリー回復時の危険な行為

バッテリー上がりで逆接続する以外にも、危険のおよぶ行為がいくつかあります。ここでは、バッテリーに対しておこなってはいけない行為をご紹介していきます。

バッテリーの過充電

バッテリーの過充電

バッテリーを過剰に充電してしまうことは危険です。充電が不足するより、たくさん充電させておいたほうが安心だと思う方もいるかもしれません。しかし、何度も過充電をおこなうと、バッテリーの寿命が短くなってしまったり、ガスが発生したりするおそれがあります。ガスが引火すれば、爆発の危険もあるのです。

バッテリー液の入れすぎ

バッテリー液が減ってきて追加するときにも注意が必要です。うっかりバッテリー液を入れすぎてしまうと、液が漏れ出て車の内部がサビるなど故障の原因となってしまいます。バッテリー液を入れていい上限の目盛りを確認して、決して入れすぎないようにしましょう。

二重蓋タイプのバッテリーを開けない、倒さない

通常の充電のほかに、緊急でバッテリーを充電させる急速充電という方法があります。しかし、蓋の部分に液の挿入口がない二重蓋タイプのバッテリーは、急速充電をすると膨張して爆発する危険性があります。このため二重蓋タイプのバッテリーは、急速充電をしてはいけません。

二重蓋は開かないようにできているので、無理やり開けるようなことはしないでください。もし誤って倒してしまうと、内部の希硫酸という有毒液が漏れてします。希硫酸に触れてしまうと、やけどをするおそれもあり危険です。また、二重蓋タイプのバッテリーは使用できない車種もあるので、対応車種の確認が必要です。

不意のショート

ケーブルをつないでいる途中に、うっかりケーブルを繋ぐべきでない端子に触れさせてしまうと、最初にご紹介したようにショートして火災につながるおそれがあります。

正しく安全にバッテリーを回復させるなら、プロの手にお任せするのがいちばんです。車に触り慣れていない人は多いでしょう。バッテリーは、ちょっとした間違いによって状況を悪化させてしまうこともあるのです。そのため、JAFや保険会社のロードサービスに加入していない方は、業者に依頼することをおすすめします。

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