トッポのバッテリー上がり予防法!交換時期や交換方法について解説
バッテリーの寿命が来たら、早めに交換をしておきましょう。寿命が縮まっている状態で使い続けると、バッテリー上がりを引き起こすおそれがあるからです。
この記事では、トッポのバッテリー交換のタイミングや交換方法についてご紹介します。そのほか、トッポでバッテリー上がりが起こったときのために準備できることについてもご紹介します。バッテリーの交換を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
車のバッテリー交換はいつおこなうのがベスト?
まずは、車のバッテリー交換をおこなう時期についてご紹介します。以下の内容を読んで、バッテリーの正しい交換時期を見極めましょう。
1.使用年数から判断する
バッテリーの寿命は、だいたい2年~5年といわれています。5年以上使っている方は寿命を迎えているおそれがあるので、交換を検討したほうがよいでしょう。
また、バッテリーの寿命は車の乗り方によって変動し、場合によっては1年程度で寿命を迎えることもあるようです。そのため、使用期間が5年未満の方も、注意が必要です。
適切な交換時期を判断するためには、使用年数に加えて以下からご紹介する車の症状も確認し、総合的に確認するとよいでしょう。
2.症状から判断する
バッテリーの寿命が近づくと、以下のような症状があらわれます。
- ・エンジンがかかりにくい
- ・パワーウインドウの開閉が遅い
- ・ヘッドライドが走行中は明るいのに停止中は暗い
- ・バッテリーの端子の近くに白い粉が吹いている
このような症状があるときには、バッテリーを交換したほうがよいでしょう。
3.バッテリーの電圧から判断する
バッテリーの電圧は、通常12.5V~13V程度です。しかし、バッテリーが劣化すると、電圧が低下するといわれています。12V程度まで下がると劣化しているといえるので、バッテリーの交換を検討したほうがよいでしょう。
電圧の測定には専用のテスターが必要ですが、お持ちでない方も多いでしょう。電圧の測定はガソリンスタンドでおこなってもらうこともできるので、利用してみることをおすすめします。
ここまで、車のバッテリー交換のタイミングをお伝えしてきました。ここまで記事を読んで、「バッテリーが寿命を迎えているかも」と思った方は、バッテリー上がりを防ぐためにも早めに交換しましょう。
バッテリー上がりの交換方法には、自分でおこなう方法とプロに依頼する方法があります。そこで、以下からはそれぞれの方法について見ていきましょう。
車のバッテリーを「自分」で交換する方法
車のバッテリーを自分で交換する際は、新しいバッテリーのほかに、端子ケーブルを取り外すためのスパナを用意しておきましょう。また、作業をおこないやすくするためにも、ゴム手袋も着用しておくことをおすすめします。必要なものを準備したら、以下の手順で交換をおこないましょう。
- 1.ゴム手袋を着用する
- 2.エンジンを止めてキーを抜く
- 3.マイナスのケーブル端子をスパナで取り外す
- 4.プラスのケーブル端子をスパナで取り外す
- 5.バッテリーの取付金具を、ナットを緩めて取り外す
- 6.バッテリーを真上に持ち上げて取り外す
- 7.新しいバッテリーを設置する
- 8.新しいバッテリーに取付金具を、ナットを締めて取りつける
- 9.プラス側のケーブル端子を、スパナでバッテリーのプラス端子に取りつける
- 10.マイナス側のケーブル端子を、スパナでバッテリーのマイナス端子に取りつけ
バッテリーの取りつけ・取り外しの際は、必ず順番を守りましょう。順番が異なると、ショートすることがあり、大変危険です。また、スパナがケーブル端子を触っているときには、スパナがもう片方のスパナに触れないように注意してください。引火爆発を引き起こすおそれがあります。
さらに、車種によってはバッテリーを交換すると、カーナビなどの設定が消去されてしまうおそれがあります。消去を防ぐには、メモリーバックアップという道具が必要となります。
取扱説明書を確認し、メモリーバックアップが必要かどうかを判断しましょう。もしメモリーバックアップが必要で、交換方法がわからなければ、交換をプロに依頼することをおすすめします。
車のバッテリーを「依頼」して交換する方法
車のバッテリー交換の依頼先には、おもにディーラーやカー用品店があります。それぞれ特徴があるので、以下の内容を読んで、どこに依頼するか判断する材料にしてください。
方法1.ディーラーに依頼する
ディーラーに依頼すると、工賃とバッテリー本体代で10,000円~30,000円程度で交換してもらうことができます。
ディーラーに依頼すれば、純正バッテリーか、それと同じくらいの性能を持つバッテリーに交換してもらうことができます。また、ディーラーに依頼すれば、バッテリー以外に不具合が起きている箇所もみてもらうことができるため、何度も来店する手間を省くことができるでしょう。
方法2.カー用品店に依頼する
カー用品店に依頼すれば、5,000~20,000円程度の費用がかかります。カー用品店では、さまざまなブランドのバッテリーがあるため、安いバッテリーを選べばその分交換にかかる費用を抑えることが可能です。
また、カー用品店によっては、バッテリーを持ち込めば工賃のみで交換してくれるところもあるようです。できるだけ費用を抑えたい方は、一度調べてみるとよいかもしれません。
トッポのバッテリー上がりが起きたときのために準備できること
バッテリーの交換を先延ばしにしていたり、寿命に気づかなかったりすると、バッテリー上がりが起きてしまうおそれがあります。
バッテリー上がりはバッテリーの充電不足によって起こりますが、バッテリーが劣化すると充電する力が衰え、充電不足に陥りやすいのです。
ここでは、バッテリー上がりの解消方法をお伝えしていきます。トッポでバッテリー上がりが起きてしまったときに適切に対処するためにも、以下の内容をぜひ頭に入れておいてください。
1.ブースターケーブルを用意しておく
バッテリー上がりは、「ブースターケーブル」という赤と黒のケーブルを使い、トッポとほかの車のバッテリーとつなぐことで解消することができます。ブースターケーブルを使ったバッテリー上がり解消方法を、以下にまとめました。
【準備するもの】
ブースターケーブルと、協力してくれる「救援車」を用意しましょう。このとき、救援車はトッポと同じ電圧(12V)である必要があります。一部の外車やバス・トラックなどの大型の車は電圧が異なるため、国産の乗用車に依頼するとよいでしょう。
また、救援車に依頼するときはハイブリッド車でないことも確認しておきましょう。ハイブリッド車とバッテリーが上がった車とつなげてエンジンをかけようとすると、大電流が流れてハイブリッド車が故障してしまうおそれがあるのです。
救援車が同じ電圧でハイブリッド車でないことを確認できたら、以下の手順でバッテリー上がりを解消していきましょう。
【手順】
- 1.ブースターケーブルをつなげる状態まで、救援車とトッポを近づける
- 2.救援車のエンジンを切っておく
- 3.トッポのヘッドライトやルームランプなどの電装品を切っておく
- 4.ブースターケーブル(赤)をトッポのプラス端子・救援車のプラス端子の順でつなげる
- 5.ブースターケーブル(黒)を救援車のマイナス端子・トッポのエンジン部分の金属フックの順につなげる
- 6.救援車のエンジンをかける
- 7.救援車がAT車ならパーキング・MT車ならニュートラルに入れ、サイドブレーキをかける
- 8救援車のアクセルを踏み込んでエンジンの回転数を2,000~3,000程度まで上げる
- 9.救援車のエンジンの回転数を保ったままトッポのエンジンをかける
- 10.ブースターケーブルを取りつけたときと逆の手順で取り外す
ブースターケーブルを取りつけたり取り外したりするときには、順番を間違えないように注意してください。順番を間違えると、ショートする危険があるのです。
また、トッポのエンジンがかかった直後は、すぐにエンジンを切ってはいけません。エンジンが始動した直後は、バッテリーに蓄えられている電気が少なく、エンジンをかけるだけの電気もない状態です。その状態ですぐにエンジンを切ると、次回エンジンがかからなくなるおそれがあるのです。
再びバッテリー上がりを起こさないためにも、バッテリーの充電をおこないましょう。バッテリーの充電はエンジンをかけているときにおこなわれるため、アイドリング状態にしたり運転したりするのが有効です。
ただし、エンジンの回転数が上がるほど効率よく充電がおこなわれるため、できれば運転して車を走らせるのがおすすめです。30分~1時間程度走らせればバッテリー上がりを防ぐことができるでしょう。
2.ジャンピングスターターを用意しておく
ジャンピングスターターとは、バッテリーを充電するための道具です。付属のケーブルでジャンプスターター本体とバッテリーをつなぐことで、バッテリーを充電してバッテリー上がりを解消します。
ジャンピングスターターがあれば、自分ひとりでもバッテリー上がりを解消することが可能です。協力してくれる車が見つからなかったときのことを考えると、ジャンピングスターターを車に置いておくと安心でしょう。ちなみに、ジャンピングスターターはホームセンターやネットショップなどで売られているので、一度確認してみることをおすすめします。
ジャンピングスターターが用意できたら、以下の手順でバッテリー上がりを解消していきましょう。
- 1.バッテリー端子のプラス側に付属ケーブル(赤)をつなげる
- 2.バッテリー端子のマイナス側に付属ケーブル(黒)をつなげる
- 3.ジャンプスターター本体に付属ケーブルをつなげる
- 4.ジャンプスターター本体の電源を入れる
- 5.しばらく充電させる
- 6.トッポのエンジンをかける
- 7.付属のケーブルをつないだときと逆の順番で取り外す
1~7の手順をおこなってエンジンが始動したら、30分~1時間程度車を走らせて充電をおこないましょう。
3.すぐにバッテリー上がりを対処してくれる依頼先を把握しておく
バッテリー上がりが起きた場合、プロに依頼してバッテリー上がりを解消してもらうこともできます。バッテリー上がりが起きたときの依頼先は、JAF・加入している自動車保険・カーバッテリー業者がありますが、どこに依頼したらよいのかは人によって異なります。
JAFの会員の方や、加入している自動車保険(任意保険)にロードサービスが適用できる方は、そちらに連絡しましょう。基本的には無料で対処してもらうことができます。
ただし、保険会社によっては「年1回までは無料」「30分以内での作業は無料」と条件を設けていて、条件を超えると有料になってしまうところもあります。一度契約内容を見直し、条件を確認しておくとよいでしょう。
また、JAFに加入していない方や保険でロードサービスを受けることができない方は、カーバッテリー業者に依頼することをおすすめします。
JAFでは加入していなくてもサービスを受けることが可能ですが、13,000円程度の費用がかかってしまいます。その点、家から近い業者を探して依頼すれば、出張費を抑えることができるため、費用を節約することが可能なのです。
また、家から近い業者なら、すぐに駆け付けてもらえる可能性も高いです。急いでいる方も、カーバッテリー業者への依頼を検討してみるとよいでしょう。
弊社では、カーバッテリー業者をご紹介します。全国に多数の加盟店があるため、お近くの業者をお探しすることが可能です。業者を探す時間や手間を省くためにも、トッポでバッテリー上がりが起きたら、ぜひ弊社までご相談ください。